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CSF(Critical Success Factors:重要成功要因)は「成功の土台」ですから、ここを誤ると KGIやKPIをどんなに設定しても成果が出ない という事態になります。 以下がCSFが失敗する典型的な注意点です。 ■1. 設計段階での失敗 ▼戦略と直結していない ビジョン・KGIと結びつかないCSFを選ぶと、組織の方向性がバラバラになる。 ▼抽象的すぎる 「顧客第一主義」などスローガン的で具体性がなく、行動やKPIに落とせない。 ▼要素が多すぎる 「成功要因は10個」などとすると、本当に重要なものがぼやけて優先順位を失う。 ▼外部環境を無視 市場・競合・規制変化を考慮せず、過去の成功要因に固執する。 ■2. 実行段階での失敗 ▼KPIへの落とし込み不足 「CSF:品質向上」だけでは行動につながらず、実務で何をすべきか分からない。 ▼責任の所在が不明確 どの部門・誰がCSFを担うかを明確にしないため、結局「誰も本気で責任を負わない」。 ▼リソース不足 重要成功要因と位置づけながら、人材・資金を十分に投下しない。 ■3. 運用・組織面での失敗 ▼現場に浸透していない 経営層だけが理解しており、現場では「CSFって何?」という状態。 ▼評価・報酬と連動していない CSFが従業員の評価制度に結びつかないと、優先順位が下がり形骸化する。 ▼責任追及型の運用 達成できないと叱責する文化だと、本音のデータや課題が上がらなくなる。 ■4. 具体的な失敗例 ▼製造業 「CSF=低コスト」と設定 → 品質がおろそかになり、リコール・顧客離れを招く。 ▼サービス業 「CSF=顧客対応の迅速さ」と設定 → 件数重視になり、サービス品質が低下。 ▼IT企業 「CSF=スピード開発」と設定 → セキュリティやUXを軽視し、解約率が増加。 ■まとめ CSFが失敗する主因は、戦略との乖離/抽象的すぎる/優先順位の欠如/現場未浸透/リソース不足 つまり、CSFは「選定 → KPI化 → リソース集中 → 浸透 → 定期見直し」という流れを守らないと機能しなくなります。 |
KPIが失敗する注意点 | KPIを成功させる方法 |
KGIが失敗する注意点 | KGIを成功させる方法 |
CSFが失敗する注意点 | CSFを成功させる方法 |
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