KPI(重要業績評価指標)に取り組まない企業は、短期的には何も問題ないように見えることがありますが、中長期的には次のようなリスクや弊害が出てきます。
■1. 経営の方向性が曖昧になる
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目標(KGI)に対して、どの活動を優先すべきかが不明確になる。 |
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部門や社員ごとに基準がバラバラになり、成果の測定や比較ができない。 |
■2. 成果の測定ができない
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「良い/悪い」「進んでいる/遅れている」が感覚的な判断に依存する。 |
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改善すべきポイントがわからず、効率化や品質向上が停滞する。 |
■3. リスクの早期発見ができない
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売上減少、顧客離れ、生産効率低下などの兆候を数字で捉えられない。 |
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問題が顕在化した時点では、既に手遅れになっているケースが多い。 |
■4. 社員のモチベーション低下
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自分の仕事が会社の成果にどう貢献しているか見えなくなる。 |
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評価が曖昧になり、「頑張っても報われない」という不満につながる。 |
■5. 競合他社に後れを取る
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データドリブンで改善を繰り返す企業に比べ、変化や成長が遅い。 |
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市場や顧客のニーズ変化に気づけず、競争力を失う。 |
■まとめ
KPIに取り組まない企業は「感覚や経験頼みの経営」になりやすく、
といった状況に陥りやすいです。
最終的には業績悪化や市場撤退にまでつながる可能性もあります。 |